扶養範囲で働くと得するって本当?

“扶養の範囲”や“扶養内”といった言葉を一度は耳にされたことがあるのではないでしょうか。 何となくは知っていても、詳しいことまでは分からないという人も少なくないと思います。 特に専業主婦でパートとして働いているような人は、きちんと把握している方がいいことも多いはずです。 ここでは扶養の範囲で働くことについて見ていくことにします。

@“扶養の範囲”ってどういうこと?

扶養範囲で働くと得するって本当?

“扶養の範囲”というのは、“健康保険の被扶養者の範囲、つまり年収130万円未満か、あるいは配偶者控除などの適用される範囲、つまり年収103万円未満であるということです。 ここで最も問題になるのは、年収130万円未満ということです。 これを月額になおせば、10万8333円を超えてしまうと、被扶養者ではなくなる、すなわち扶養の範囲ではなくなるということになるのです。

そうなると被保険者に加入することになり、健康保険と厚生年金の保険料を、パートやアルバイトでの給料から支払わなくてはならなくなるのです。 このような理由から、“扶養の範囲”で働きたいというふうに考える人が多いのです。

A被扶養者になればこんなにいいことが・・・

扶養範囲で働くと得するって本当?

健康保険の被扶養者になるメリットとして、まずは健康保険を保険料を支払わなくても利用できるということです。 つまりは、ケガや病気にかかって病院に行っても、本来の治療費の3割の負担で診療してもらえることになるのです。 そして、配偶者の被扶養者となった場合には年金の保険料を支払わなくても、支払っているのと同じ扱いを受けることができるのです。 このように被扶養者になれば嬉しいメリットがついてくるのです。

B“扶養の範囲”で働くことと、そうでない場合を比較してみよう

では実際に“扶養の範囲”で働いた場合とそうでない場合を比較してみると、どちらがお得であるといえるのでしょうか。 年収130万円未満で働いた場合に比べると、それを上回る年収で働いた場合は、年収の額だけでみれば、増えたかのようにみえますが実際には健康保険と厚生年金保険に加入しなければならなくなるので保険料の負担が増え、実収入という意味では減ってしまうこともあります。 しかし、厚生年金保険に加入することにより、年金を受け取る額が増えることになります。

年金というのは一生受け取ることができるものですので、将来的にみればプラスになると考えられます。 また健康保険に加入することで、業務とは関係のないところでのケガや病気で働けなくなったとしても、1年6ヶ月間にわたって給与の6割相当額を傷病手当金として受け取ることができるのです。 被扶養者として“扶養の範囲”で働くことが得なのか損なのかは一概には言えませんが、そのメリット、デメリットをきちんと理解することが大事でしょう。


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